企業の販売する商品の価格をイメージしてほしいです。
企業の形にはいろいろな形があります。独占企業から完全競争企業まで、ありとあらゆる企業が商品の値付けに悩んでいます。僕はそこで次の式を取り上げてみたいです。
売上−費用=利益。会計学を持ち出すまでもなく当たり前の式と思えます。お金の流れを原子レベルで見るには、商品1個あたりの売上、費用そして利益に着目してみることは良いことです。
ここで、完全競争市場つまり利益がゼロである市場を考えてみたいです。先の式から利益をゼロとおけば、売上−費用=0、となり、売上=費用、となります。
ある製品を大量生産する場合、売上=価格x売上数量、費用=生産量x平均費用となり、数式を分解できます。
売上数量と生産量には生産量が売上数量の上限になるという関係があり、売上数量=生産量であれば売れ残りはなし、つまり完売ということになります。売上数量=生産量=1とすると、価格x売上数量=生産量x平均費用から、価格=平均費用となります。
ミクロ経済学が価格=限界費用、つまりp=MCが重要な式であることからも限界費用=平均費用とすればミクロ経済学とも整合性を保てます。もちろん現実の経済では企業は利益を得るために活動しています。
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