第185項!パーキンソン病を治す!?レム睡眠と統合失調症の関係性<医学リポート> Cure Parkinson’s disease! ? Relationship between REM sleep and schizophrenia – Inishie Once-in-a-Lifetime Chance –

こんにちは。Inishie Once-in-a-Lifetime Chanceブログのいにしえ時渡です。今回は、パーキンソン病の続きです。パーキンソン病がノンレム睡眠で、統合失調症がレム睡眠として話を進めていきましょう。


前回の記事では、パーキンソン病は低血圧、低体温、副交感神経優位であることを示しました。実際、睡眠時はノンレム睡眠であれば副交感神経優位であり、体温も起きているときより低い傾向があり、パーキンソン病とノンレム睡眠では多くの共通点を見つけることができます。


一方、統合失調症は高血圧、高体温であり、交感神経優位です。夢を見るレム睡眠のときも体温はノンレム睡眠のときより高く、交感神経優位で、緊張状態であると言えます。


レム睡眠時は心拍数が高く、統合失調症でも心拍数が高いのですが、この体温が高いという状態と心拍数が高いという状態は、幻覚や幻聴という統合失調症の症状が出るときにとても重要となってくる要因であります。


いわば、夢を見ている状態が幻覚や幻聴を伴う状態であり、それは起きて夢を見ているか、寝て夢を見ているかの違いです。


高熱で幻覚などの症状が出る熱せん妄も体温が高く、心拍数が高い状態に起きるものです。さらに、大麻を吸ったときも明らかな心拍数の増加を伴い、ひどいときには幻覚などの症状が現れます。


統合失調症も熱せん妄も麻薬常習も、心拍数の増加と、大量のドーパミンが出ることにより幻覚などの似たような症状を引き起こします。


レム睡眠では、心拍数や呼吸数が増加して呼吸は浅くなります。ちょうど交感神経優位のときの反応となります。


ノンレム睡眠では、熱放出が活発になり、発汗し、体温の低下が起こります。ちょうど副交感神経優位のときであると言えます。


ドーパミンを放出する行為に、糖分の摂取、徹夜、瞑想があります。適量であれば問題ないのですが、これらが重なると統合失調症の症状が出ることもあるでしょう。


これらの行為は心拍数を増加させ、血圧を上げます。つまり、交感神経が優位となります。


交感神経が優位になると、心臓の筋収縮の増強、心拍数の増加が起こり、さらに全身の末梢神経が収縮します。副交感神経優位のときは、ちょうど逆の作用があります。


心臓に心がある。昔の人は心臓は心にあると考えていました。現代では、人間は脳によって考え事をしたり、何かを感じたりするというのが常識です。


しかし、心臓の心拍数さらに言えば血流量こそ人間の感覚をコントロールしているのかもしれません。心拍数が高まって血流が増加すると、色々な体内物質の代謝が活性になります。本来、眼の前に存在しないものが幻覚として目の前に現れるのも心臓の血流量次第と言えるのかもしれません。


逆に、パーキンソン病であれば、統合失調症のちょうど逆なので、ここまで述べてきた事を反対に考えてみると良いかもしれません。


パーキンソン病はノンレム睡眠と同じ症状であり、副交感神経優位の低血圧、低心拍数です。血流も少ないので、前回の記事で述べたように寒さに反応するような手の震えなどの症状が出るのでしょうね。


さらに、レム睡眠時に扁桃体が活発になるという情報や末梢神経との関係性などを探っていけば、面白い事実に出くわすかもしれません。


今後の課題として、そこら辺を探っていきたいと思います。交感神経優位と副交感神経優位で病気や疾患を大きく二分することができるかもしれません。以上です。ではでは。

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