こんにちは。R86plusAブログの時空です。今回の僕のテーマは「投資は時代遅れになったのではないか」ということです。投資と一言に言っても様々な投資の形があります。株式投資から外為投資、金投資など、どのような投資も投資から得られる収益を期待して行われていることだと思います。
僕は、投資経験が数か月ほどありますが、投資というものは長い期間かけて行われるものだと思います。なかにはデイトレードのように一日に何回も売り買いすることもあるかもしれませんが、数か月、数年、さらには数十年の期間を通して投資をし続ける、専門用語でいえばポジションを持ち続けるはずです。
今、一年間に12%の収益を生む投資資産があったとします。毎年度12%の収益を生み、その収益を再投資、つまり再びその収益で投資商品を買い続けると考えます。毎年生まれる12%の収益を再投資し続けると8年間でいくらになるか。これは一番最初の投資額、つまり専門用語でいえば元本に1.12の8乗を掛けることになります。1.12を8回掛けると2.47となるので約2.5倍まで資産が膨らむことになります。
つまり最初の投資額、ここでは元本が100万円だった場合、毎年生まれる12%の資金を再投資し続けると、8年間で100万円の2.5倍の250万円になることが分かります。この元本が100万円ではなく、1億円だったとしたら、8年間で2.5億円となります。もちろん、いろいろな突っ込みどころがあります。
毎年12%の利益を生み続ける資産というのは、とても珍しいです。一年間だけ12%の収益を投資から上げるだけでも金融街のバンカーたちはとてつもない優秀さを求められます。銀行の利息が年間1%あるだけでも今までであれば顧客が殺到していたことからも良くわかることだと思います。
次に、ここまでの話は、その投資した金融商品の価格が一定であるという仮定の下に計算されています。株式であれば、値上がりもすれば、値下がりもします。金融商品を買って持つことを買いオプションと言いますが、株式が値上がりしたら12%の収益はさらに膨らむでしょう。しかし、株式が値下がりしたら12%の収益すら得られない可能性があります。つまり、12%の収益は配当とよばれる株式を保有すると毎年一定額もらえる収益金、専門用語でいえばインカムゲインであることが分かります。
ちなみに売りで借りてきた資産を売る取引を売りポジションと言い、株式の値上がりや値下がりで収益を得ることを専門用語でキャピタルゲインと言います。僕たちが一般的に株式投資や外為投資という時、金融商品の値上がり益や値下がり益を意味するキャピタルゲインを想定していることでしょう。
金投資であれば、金を保有しても配当金などのプラスのインカムゲインを得ることはなく、逆に金の保管費用が掛かるので、マイナスのインカムゲインがかかるということが分かります。その金の保管費などの費用を上回る金価格の上昇などによりキャピタルゲインを得ることで金投資から収益を得ることができます。
さて、ここで本題の話をしましょうか。これまで投資というものは長い間、多くの利益をもたらしてきました。投資というと多くの人にとって一部のお金持ちの特権であるという思い込みもあったでしょう。少し前に有名となった『21世紀の資本』では、投資収益率は経済成長率を上回るという主張もされました。つまり、投資で得る収益の割合が、経済規模の成長率であるGDP成長率を上回っているという主張です。
ここで、経済規模とは一国の労働者全ての給料の合計額なので、給料が増える割合より投資収益が増える割合の方が大きいという意味です。つまり、労働して給料をもらうより投資して収益をもらう方が多く稼げると解釈できます。
このことに関して僕の意見は、経済成長率と投資収益率を比べても元となる投資額である元本の額が異なれば、どちらが有利かは直接的には分からないはずだと思います。例えば、経済規模が600兆円の日本であれば、2%の成長率があれば利益額は12兆円です。一方、日本の総投資額が300兆円なら、収益率が4%でも、利益額は同じ12兆円だからです。
もちろん、プレイヤーの数など他にも考慮すべき点はあるでしょうが、一つの物差しだけでは直接的にどちらの方が有利かは分かりえないと思います。この点に関してはもう少し深堀することで、より有意義な分析ができるはずです。
さて、僕が今回のテーマとした「投資は時代遅れになったのではないか」という話についてですが、やはり何事もあまりプレイヤーがおらず人に知られていない時に始めるというのが重要なのではないでしょうか。僕もブログに関しては少し前の記事でブームになった後、人が去った市場にはブルーオーシャンとしての旨みがあると言いました。
実際、一度多くの人が流入してブームとなっているので、その市場環境も整っており、操作が簡単で便利なツールが多く開発された後であることが多いです。つまり、ブログがブルーオーシャンの一つの例です。人が去った後の市場をブルーオーシャンとみるのは僕なりの方法論ですが、やはり王道は人々がまだ知らない市場でファーストペンギン、つまり一番乗りになることです。
ビットコインであれば、最初に小銭程度のお金で1ビットコインを買っていれば、皆さんもご存じのように今に至るまでの大活躍によって、現在まで保有していれば、その1ビットコインは1500万円(2025年1月8日現在)まで価格が上昇しました。ビットコインも立派な投資ですが、誰もがビットコインの名をよんで誰もが欲しがる今のビットコインは今さら投資しても最初に投資して今に至るまでの旨みはもうあまりないです。つまり、僕から言わせればビットコインは時代遅れとなりつつあるのです。
同様に、今の投資環境は人類総投資の様相を呈しており、投資は誰もがするような時代となったので、投資をだいぶ前から取り組んでいる人にとっては時代遅れと映っても仕方ないのです。僕に関して言えば、投資で儲けるより物販で儲ける方が上手くいけば儲けは大きいと思います。モノの売り買いという原始的な経済活動は、いつの時代になっても、これからも存在し続けるでしょう。その物販活動を少しの工夫と手間を加えることで、より大きな魅力的な経済活動へと変身させることも可能なはずです。
「投資は時代遅れになったのではないか」。この答えは投資に関して一巡して誰もが投資から去って行った後で、再び投資がブルーオーシャンになったときに明かされるのではないでしょうか。以上です。ありがとうございました。時空。
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