こんにちは。Inishie Once-in-a-Lifetime Chanceブログのいにしえ時渡です。
僕たちにとって学問とは何でしょうか。はるか上空までそびえ立つ鉄壁の城なのか、社会をより豊かに快適にするための手段なのでしょうか。
僕は独学を長い間、ずっとしてきたという人がいたら、その人はブランクとスランプを経験している可能性が高いと思います。どうしても理解できない高い壁に遭遇してしまうと、一時的に休憩を取ったり、挫折したりすることが考えられます。
僕は言いたいです。スランプのときは試行錯誤も良いけど一度、別の分野の勉強、つまり新しい課題に取り組むことで、スランプしている課題を続けるよりも成果を出しやすくなると言えます。
もちろん、ある程度、他の分野に手を出したりした後には、スランプに陥った原因である元の課題にも取り組んでみるのが良いのかもしれません。長い独学の生活で、壁にぶつかったら、壁を壊して乗り越えようとせず、素直に別のルートを探したほうが懸命である場合もあります。
僕の場合、数学の内容について、大学レベルの群・環・体を導入部として、この頃は大学・大学院レベルの課題に取り組んでいます。これらの専門用語を日本語の教科書だけで理解しようと思えば、相当な忍耐力と時間が掛ることは導入部を学び始めた時点で薄々感じていました。
そこで、僕は他の参考書も買ってきて、誰に質問するでもなく、独学で計算しようと試みました。結果はリー代数と呼ばれる専門用語があるのですが具体例を調べるまでで僕の気力も一杯一杯でした。
そこで、ある点に気づきました。外国語のサイトでは、日本のサイトと同様に難しい内容について学んでいるのか、という疑問です。特に、アメリカが学問の本場であると言え、外国語で資料を読んだほうが効率がいいのではないかと感じました。もちろん、僕は日本の教科書を下げたいわけではないんですよ。
ただし、日本の研究者は海外の研究者が書いた教科書を難解に書き直しているという疑惑が僕の頭に浮かびました。そのため、wikiの、日本語版サイトと英語版サイトを比べてみました。以下では、引用すると次のようになります。
「数学における群(ぐん、英: group)とは、ある二項演算とその対象となる集合とを合わせて見たときに結合性を伴い単位元と逆元を備えるものをいう。数学において最も基本的と見なされる代数的構造の一つであり、数学や物理学全般において、さまざまな構成に対する基礎的な枠組みを与えている。群はそれ自体が研究対象であり、その領域は群論と呼ばれる。」(wiki引用:群(数学))
“In mathematics, a group is a set with an operation that satisfies the following constraints: the operation is associative and has an identity element, and every element of the set has an inverse element.” (wiki:group)
どうですか。上の日本語の引用と、下の英語の引用では、同じ文章ではないですが、かなり近い意味の文章で基本的な英単語が分かる人は下の英語の文章が簡単な中学レベルの英語から出来ていることがわかります。
そこそこ英語に自信があれば、「group mathematics wiki」で検索してみてください。読んでみると青字の専門用語はリンクが張ってあり、分からない時はリンクに飛んでみることをオススメします。
日本で有名な古典と呼ばれる教科書でも分からないところは日本版wikiで調べたら難解であり普通の人では10秒読んだだけで逃走してしまうような内容でも、英語版のwikiで調べたら英語の利用者数も多いので品質は良いだろうし、情報量も多いことだと思います。
はっきり言って、独学はあるレベルまでしか到達できず、それを超えるには師匠の存在が必要になるという話を聞いたことがあります。
おそらく、今の僕はこのまま日本語だけで勉強や研究を続けようと思ったら、いずれ壁にぶち当たっていたはずです。
その状況を避ける一つの手段は英語のような世界共通言語で書かれている英語版wikiや計算ツールなどを駆使していくことで、僕が中々達成できない難解な数学の論文も読める日がやってくるでしょう。
幸運を祈ります。ではでは。
コメント